先日、リアルのセミナーに参加してきました。
人が集まるところに行くのは半年以上ぶりでしょうか。もちろん会場は席の間隔を開けて全員マスク着用、講師はフェイスガード使用で演壇の前には透明シートと万全の体制。準備も大変だったと思います。
テンポよく進んでいくセミナーに「質問コーナー」の時間があり、せっかくの機会なので「講師の皆さんならどう考えるだろうか」と思う質問をぶつけてみました。
質問したのはセミナーのテーマとは全く関係ない、
「『どうせ』が口癖の人を前向きにするマインドコントロールを、ひとつ」
というもの。
ありがたいことに全員討論のテーマとして取り上げてくださり、講師の皆様から示唆に富んだ答えを頂きましたので、ここでご紹介したいと思います。
気づかずに「どうせ」が口癖になっている人、身近な人の「どうせ」に悩んでいる人の、ヒントになれば幸いです。
「どうせ」が口癖の人の特徴
「どうせ」に続く言葉としては、
「どうせ 無理」
「どうせ できっこない」
「どうせ やってもムダ」
などの、行動しない言い訳としてのネガティブな言葉と、
「どうせ…なら、まずは(早く)やってみよう」
「どうせ…だから、今はやめておこう」
「どうせ…なら、こっちの方法はどうだろう」
などの、行動に向かうポジティブな言葉があります。
ポジティブな使い方が出来る人は、かなりの上級「どうせ」使いなのでいいとして(笑)、
問題なのは、ネガティブな「どうせ」使いの人。あなたの周りにもいませんか?
「どうせ」が口癖の人は、
- マイナス思考
- 傷つきたくない
- 面倒くさがり
- できない論者
- やる気がない
- まずいいわけで予防線
- あきらめが早い
- かまってほしい
などが特徴と見られています。
口癖ひとつでこんな風にみられてしまうのは嫌だと思うのですが、どうなんでしょう。
めんどくさいです
「どうせ」は便利な言葉で、
これを言っておけば現状維持、やらない理由ができた気分になれます。
と同時に、使い方によっては「まわりの了解を得た気分」になれます。
「どうせ」をまわりに聞こえるように言って反応をさぐる人がいますが、
聞かされている方は「またか」という思いで、無反応もしくは苦笑い程度でスルーしてしまうことが多いです。
すると、言った方は「誰も何も言わないからそれでいいよね」と都合よく解釈して、勝手にまわりの了解を得た気分になってしまいます。
本当はめんどくさいから相手にしなかっただけなのに。
「どうせなんて言わないで、やろうよ」と言ってあげたくても、
- やる気がない人をやる気にさせるのは難しい
- たぶんやらない理由ならいくつも持っている
- やらない理由にいちいち反論するのは面倒
- できなかった時に自分のせいにされがち
- めんどくさいことに時間をとられたくない
ので、結局何も言わずに放っておくことになりがち。
うまいこと本人をその気にさせるのは、小学生に夏休みの宿題を予定通りやらせるぐらい難しいですね。
救ってあげる必要ある?
冒頭のセミナーでこの質問をとりあげて頂いたときも、講師陣からは
「そもそも、救ってあげる必要ある? という意見もありますが、…」
という前置きがありました。
ごもっとも。
下記のコラムに全てが語られています。
- 世界一のコーチですら「素直じゃない人は放っておけばいい」と思っていた。
Books&Apps 安達 裕哉氏 2020/8/20
世界一のコーチですら「利口ぶるやつはコーチできない」つまり面倒は見ない、と言い切っているのだ。そういう人々と信頼を築くことは不可能だと割り切ろう。
むしろ、彼らも「自己革新」など望んではいない。彼らは「現実」を見たいと欲していないし、現状を変えたいという欲求も本気ではない。
そういう人々に現実をつきつけるのは、むしろ迷惑行為なのだ。
同じ安達氏で、こんなコラムも。
- 人は自分の信念に反する事実を突きつけられると、過ちを認めるよりも、事実の解釈を変えてしまう。
Books&Apps 安達 裕哉氏 2018/5/7
1. 人は、基本的に間違いを認めない。事実の解釈を変えるほうが得意である。
2. 間違いを指摘すると「私は嫌われている」「この人は失礼だ」と解釈されてしまう可能性もある。
あいつもこいつもあなたもわたしも、人間ってめんどくさいなぁ…
自分で自分を救い出すために
そうは言っても、友達なら何か助言してあげたいもの。
気分は伝染します。近くにいる人は、ポジティブなほうがいい。
その場から動こうとしない人にも、どうにか前向きに動いてもらいたいですね。
でも、これを読んでくださっている皆さんなら、自ら変わろうという気持ちがあるはずです。
人に言われる前に、自分でその思考法を変えていきましょう。
冒頭で触れたセミナーで、講師の皆さんがそれぞれ考えてくださった回答をご紹介します。
「どうせ」から抜け出すための思考法
やっと、ここからが本題です(笑)
その日は心理コミュニケーションの専門家である白戸三四郎氏のセミナーでしたので、いい答えが頂けるかもしれないと思い、こんな質問を紙に書いて受付に託してみました。
「『どうせ』が口癖の人を前向きにするマインドコントロールを、ひとつ」
セミナータイトルとは関係ない質問でしたが(すみません)、「講師陣を含む全員で討論してみましょう」という、とてもいい形で取り上げていただきました。このあたりの進め方はさすが。ありがとうございました。
ちなみに参加したのは「伝える喋り、動かす喋り、売る喋りセミナー」と題した、プレゼンに関するセミナー。
上記の白戸三四郎氏のほかゲスト講師に、一流アスリートやアーチストを陰で支えるパーソナルトレーナーの庄島義博氏、芸人でありながらテレビショッピングでトップの成績(フジTVで年間130億)でも知られる、ペナルティのヒデさん、のお三方が講師を務める豪華なもの。
いいヒントをいくつかいただけましたので、以下にご紹介します。
「せっかくだから」で一歩踏み出してもらう
「どうせ」と言う人に対して、
「せっかくだから」という言葉で一歩踏み出してもらう。
せっかくだから、やってみよう。
せっかくだから、行ってみよう。
人にやさしく、ポジティブのかたまりのようなペナルティ・ヒデさんのアドバイスでした。
「どうせなら」という言い換えもあります。
「ぼくも一緒に行くから」とか、背中を押すもう一言があると、気持ちが切り替わりやすいかもしれませんね。
変化を実感してもらう
「やる前とやった後の変化を実感できれば、やることに意味があるんだということが納得できます」
この日のゲスト講師、パーソナルトレーナーの庄島義博さんからのコメントでした。
こちらから働きかけて、まず施術をしてあげれば必ず変化を実感できる、というものです。
そういうアプローチが出来ればいいですね。
変化を怖がっている人に対しては、何でもいいから小さな変化を感じられることを勧めてみるのは、とてもいいと思います。
まず共感、自分で考えるマインドへ
白戸三四郎さんの提案は、「まず共感から入る」でした。
「そうだね、オレもそう思う」
からの、
「どうしたらいいと思う?」
で、「自分で考えるマインド」に誘導するというものです。
思考停止状態から抜け出せればしめたもの。
相手に寄り添う姿勢、大切ですね。
できそうなことから、小さな成功体験
ここからは、講師のお三方以外のアイデアです。
これは、私のアイデア。
「それは無理でも、これならできるよね?」
「じゃあ、これやってみない?」
と、ハードルを下げて、相手ができそうなこと、やりそうなことからやってみてもらう。
そして、小さく成功体験を積み重ねてもらう。
・・・まるで子育て?(笑)
ネガティブループにはまってしまっている人には、まず「できそうな気になってもらう」ことが大事で、それには「できそうなことから始める」必要があります。
自分に出来そうなことは何か、小さいことから見つけてみましょう。
ポジティブな言葉におきかえる
近くの席同士で話し合った時に、同じグループの方から頂いたアイデアです。
たとえば、「どうせ私は …だから」と自己評価が低い人に対して、
「そこはいいところだよ」
と、ポジティブな言葉に言い換えてあげる。例えば、
「気が弱い」⇒「優しい」
「暗い」⇒「落ち着いている」
「ばか」⇒「素直」
「理屈っぽい」⇒「ロジカル」
「流行遅れ」⇒「時代に流されない」
などなど。
ネガティブワードをポジティブワードに言い換えるだけで、人生が好転します。
言葉は、現実化します。
普段口から発する言葉は、脳にも影響を与えて、思考は言葉に引っ張られます。
言葉を意識するのはとても大事ですね。
その他いろいろな言い換えについては、例えば下記のリンクをご参照ください。
「どーせむり」をなくそう
ここでひとつ、感動のスピーチをご覧ください。
「TEDxSapporo」での、植松努さんの有名なスピーチです。
「どうせ」が口癖になってしまっている人の中には、もしかしたら植松さんと同じように周りの大人に「どーせむり」と言われ続けて、何に対しても自信を持てなくなってしまっている人がいるかもしれませんね。
大変でしたね。
でも、前に進むことをやめてしまったら、「大事な人と出会う機会」を逃してしまうでしょう。
もしかしたら体験できたかもしれない「すごいこと」を知らずに、人生を終えてしまうかもしれません。
「思うは招く」
「だったらこうしてみたら?で夢はかなう」
植松さんの努力と実行力、勇気をもらえます。
- 「どーせ無理」と「無理」はぜんぜん違うよ。 | 植松努のブログ
言葉から、人生を変えていく
前述のとおり、マイナス思考を変えるのは意外と簡単、
ネガティブな言葉を言うのをやめて、ポジティブな言葉に言い換えるといいらしいですよ。
例えば、「どうせ」→「どうせなら」。
まずは自分の口癖に気づくこと、そしてネガティブな言葉を言いそうになったらぐっと飲みこんで、無理やりポジティブな言葉に言い換えましょう。
言葉に脳がだまされて、思考もポジティブに変わっていきます。
「どうせなら」前に進んでみよう
あなたの人生、やるもやらないも、あなた次第。
あとで「やっておけばよかった」と思っても、残された時間はどんどん少なくなっていきます。
もう若くない。
その時に愚痴を言っても時間はもどりません。
どうせなら、
小さな一歩で小さく失敗してみて、
思いがけず小さく成功したりして、
せっかくだから次の一歩を踏み出してみて…
自分から動き出してみませんか。
え?
「どうせ」変わりゃしないって?
…どうせなら、やってみましょうよ。
いい言葉といい笑顔が、いいことを連れてくる
最近、ちょっといいことが続いています。「引き寄せ」アピールは性に合いませんが、嫌な自分にしない方法は確かにあります。しかめっ面よりニコニコ顔。不満をまき散らす「地獄言葉」を吐かずに、「天国言葉」で自分も周りも幸せにしちゃいましょう。
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