この一週間は、実家建て替え前の大片付けラストスパート!をやっておりました。
築46年の間に蓄積されたモノたちが際限なく湧いてきて、引越の日ギリギリまでゴールが見えずに大変な作業でした。
次の世代のためにも、モノは極力減らして、わけのわからないものは残さないようにしないとなー、と感じた次第です。
兄弟力を合わせて頑張って、周囲の方のご協力も頂き、母の仮住まいへの引越には何とか間に合わせることができました。
父の仏壇もアパートに移して、ほっと一息。
数日後に実家の取り壊しが始まります。
とにかくモノが多い、我が実家
作業中は、苦笑いとため息の連続でした。
どうして?というモノたちがゾワゾワと出てくる。
例えば耳かきだけで、10本以上。
爪切りも、10個近くあったような。(イメージです)
文房具類も、同じようなものが大量に出てきます。
セロテープ多数、物差し多数、使いかけの鉛筆が箱いっぱい、とか (*´Д`)
食器類もなかなかのもので、同じような皿のセットが箱に入ったままいくつもあったり、同じような土鍋が3つも4つも出てきたり。
母にはどれも思い入れがある上等な品らしいのですが、もう一族が集って宴会をすることもないだろうし、これからの生活に不要と思われるものは問答無用で処分!(姉が)でした。
※イメージです
衣類は積みあがること山のごとし。
父の衣類は、ネクタイだけでたぶん100本超え。
古着屋でも開業するのかと聞きたくなる数のスーツ、シャツ、コート、ハンカチ、…
母の衣類は遥かにその上を行って、
8畳間壁一面の押し入れにある衣類ほぼゴミ、必要なのは押し入れの外のハンガーにかかっていた普段着ているものだけ、だったそうで(姉談)
母が、
「これは○○のときに買った服で」
「これはまたいつか着るかもしれない」
「これ、ものはいいのよ~」
というのを問答無用にバッサリ切り捨てる姉でした(笑)
こういうのは、女性同士の方が早いみたいですね。
紙の類は要不要の判断が難しい
凄かったのは紙の量。
※イメージです
大量の蔵書は、売れそうなものは BOOKOFFに持ち込みましたが10円、50円、よくて100円の世界で。
廃棄処分の方が多かったですね。
何往復もした割に報われなかったなー(笑)
本以外にも、メモ書きから重要そうな書類まで、紙の類を丁寧に?保管してありました。
本人は整理していたつもりなんでしょうが、他人が見たらどれが大事なのかさっぱりわからない。
しまいには私の祖父の日記とか、叔母の手帳とかまで出てくるし…
こういうものをちゃんと取っておくと、もしかしたら、NHKの「ファミリーヒストリー」みたいに歴史を紐解いていくカギとなる一文がその中に隠されている… のかもしれないけど、
そんなの期待して保管しておく場所は、ない!
保管しておくべきか中を見て調べる時間も、な~い!
明らかにとっておいた方がいいもの以外は、父よ申し訳ない、捨てさせていただきました。
それでも一応ちらっとは中を見るから、時間がかかるんですよねー。
(姉は、ちらっとも見ない 笑)
どうせなら「内容「〇〇〇」〇年〇月まで保管」とか箱に書いておいてくれたらそれに従った… かも。
映像、音の記録は安易に捨てられなくて
録画、録音ものは、中身がわからないと捨てられないので困ります。
※イメージです
昔々のオープンリール式の8mmビデオテープとか、カセット式フィルムとか、同じくオープンリールの録音テープとか、何かの記録っぽいVHSテープ、カセットテープ、未現像のフィルム、等々。
タイトルが書いてあってわかりやすく捨てられるものの方が多いのですが、タイトルがあいまいで、
何か貴重な記録「かもしれない」と思うと、
「一応確認してみるか」ということで捨てずに保管です。
誰が確認するんだ?
…私だよ。(*´Д`)
趣味のモノは判断しやすい
趣味が多い、というか何にでも興味を持つ父だったので、笑っちゃうようなものも沢山ありました。
- 楽器(エレキ数本、アコギ多数、ウクレレ数本、三線、ハーモニカ、ピアニカ、電子キーボード、木琴、マラカス数セット、等。ドラムセットは処分済み)
- 音楽関係のガジェット(パーカッションパッド、くるくると巻けるピアノ、オタマトーン、等)
- 競技用の吹き矢と的(一時、吹き矢教室!に通っていたらしい)
- 手品グッズ(トランプ、スティックの手品、お手玉、等)
- 手回し式製麺機(年代物?)
- 竹スキー(博物館行き?)
- 七輪の1人BBQセット
- バッグ類多数
- 王様のアイデア的なもの
- 他にもあったかな…
興味を持つわりにすぐに飽きてしまうようで、実際やっているのを見たことはほとんどありませんが、楽しそうですね~。
結局父の趣味は何?と聞かれると、その時々で色々なことをやっていたようなのでよくわかりません。
面白い人だなー。
こういう趣味グッズは、好きな人にあげるとか、売るとか、もらうとか、判断しやすい方でした。
それにしてもジャンルばらばらでどれも浅いので、ありがたみに欠けるのが残念(笑)
あちこちからモノが湧いてきて、ゴミ屋敷状態!
そんなモノたちが、棚の中、机の下、植木鉢のわきの箱の中、テレビの横、
あんな所やこんな所から次々に湧いて出てきます。
どこに何が隠れてるんだ~!!
片付けたと思ってもその脇からまた何か出てきて、もう大変。
とりあえず目に見えるところに出して捨てるものと捨てないものを整理しようとしたら、部屋の中はゴミ屋敷状態。( ゚Д゚)
食事をする場所もなくなっちゃいました。
こんな部屋があと5つ。
積みあがるゴミ袋。
この時点で引っ越し2日前。
久々に「途方に暮れ」ました。( ;∀;)
ハードオフは「捨てるよりはマシ」で活用
上等そうに見えるお皿とかコップとか、ブランド品の衣類とか、木箱に入った年代物の花瓶とか、もしかしたら売れるかなと思うものは OFF HOUSE(ハードオフ)に何度も持ち込みましたが、
結果的にほとんど値段が付きませんでした。
ホントかな?悔しいな。
春からトータル10往復はしたのにな。
電気製品なども、よくて500円、ほとんど100円とか10円とか処分とか。
でも切羽詰まるとひとつひとつ考えていられなくて、とにかく目の前から無くなることが重要なので、ほとんどはそのまま処分を依頼。
自分で捨てるのも面倒ですからね。悔しいけど。
オークションに出したら面白そうなものは、お店にもっていかずにとっておきましたが、全部はとてもとても。
処分してくれるだけありがたいと…
場所があるだけモノは増えていく
庭の一角に物置があったんですが、そこも大変でした。
父がまだ元気なとき、物置の中もそこそこ整理してくれていたようですが、それでも整理のために棚を作ればすぐにいっぱいになってただモノを増やしていただけで、今となっては整理してくれたとは言いがたいような。
父よ、整理よりも、捨ててほしかった… ( ;∀;)
何にでも興味を持って、とりあえず買っちゃう父と。
モノを大事にとっておく母と。
我々子供達が家を離れたあとの空間も有効活用して、順調にものを増やしていったようです。
モノを置く場所があれば、必然的にモノは増えていきます。
我が家も今年、子供二人とも家を出て一人暮らしを始めました。
気を付けよう…
モノを「置かない場所」を増やしていこう
じゃあどうすればいいか。
保管場所をつくって、見えるところが片付いても、
片付いたところにまた新しいモノが置かれて、結局モノが増えていってしまいます。
だから、保管場所を増やして一時的に目の前からモノを消すのはダメで、
ポイント
- モノを減らす
- モノを置かない場所を増やしていく
- モノがない空間を「気持ちいい」と感じるようになる
これしかないのでは。
整理術、収納術で「あるべき場所を決める」のは、
ポイント
- そこにきちんと戻す
- そこ以外に置かない
つまり「モノを置かない場所」を増やすための戦術とも言えます。
「モノ」を増やすためではありません。
我が家は、何もない平面があると何かが置かれて、
放っておくとその上にモノが積み重なっていくシステムになっています(笑)
だから最初の一つを置かないようにするのが大事なんですが、なかなか定着しません。
孤独な戦いが続いています(笑)
私自身それほどきれい好きではないので偉そうなことは言えませんが…
それでも昔よりは随分改善されています(当社比)。
あと10年ぐらい?経ったら「モノがない空間が気持ちよく」なって、無意識に片付いた家になるのではないかと期待しています。
長い戦いだ… (*´Д`)
それにはまず、普段からモノを減らしていかないとですね。
それも「いつかやる」ではなくて、習慣的に。
子供たちに迷惑をかけないためにも。
今回、実家から引き取ってきたものが随分増えてしまいました。
やばい、何とかしなくては。(^-^;