最近、ドラムの基礎練習が楽しいです。
・・・と言うと今までおろそかにしていたのがバレバレですが、…その通りで^^;
そりゃまあやりましたが、日課にするほどの真面目さはなかったのが正直なところ。
昨年受けたレッスンをきっかけに基礎の大切さを再認識して、改めてシングルストロークから取り組んでいますが、テクニック云々よりも面白いと感じたことがありました。
それは「あ、昨日とちょっと違う」という感覚を、毎日感じられること。
「微妙にできない」ことを「すこしずつ出来るようにしていく」。
これ、脳トレとしてもすごくいいんじゃないかと思っています。
思うように体を動かすために
運動神経とまでは言わなくても、動ける体は維持したいもの。
筋力トレーニングも大切ですが、とっさの動き、身を守る動作を向上させるのに効果的なトレーニングがあります。
マルチタスクトレーニング
同時に複数の動きをこなす能力を向上させる「マルチタスクトレーニング」をご存知ですか?
マルチタスクトレーニングで、脳の思考などを司る前頭葉と 体の動きを司る小脳の働きを活発化することができます。
マルチタスク能力の向上は、認知症予防や記憶力向上だけではなく、転倒防止、高齢ドライバーの安全運転にも繋がるなど、いいことがいっぱい。多くの高齢者施設では、認知症予防のためにレクリエーションに組み込んでいます。
お年寄りだけでなく、サッカーのトレーニングに取り入れられるなど、運動能力・判断力の向上にもつながります。
まずは、やってみよう!
言葉で説明するよりやったほうが早いですね。
高齢者施設でポピュラーなマルチタスクトレーニングをひとつ、やってみましょうか。お年寄りのリクリエーションと侮ることなかれ。
これ、できますか?^^
# 介護エンターテイナー石田竜生さんのチャンネルからお借りしました。
【認知症予防】スリスリ・トントンをアレンジする!
右手と左手で違うことをやる系のマルチタスクトレーニングです。近い将来どこかでやることになるかもしれない?ので、今から練習しておくといいかも^^
なれない動きに最初「あれ?あれ?」となっていても、そのうち「なんだできるじゃん」になると思います。
できない人も、まずは超ゆっくりなスピードで動きを脳に理解させて、そこから少しずつ速くしていけば「必ず」できるようになります。
手ができたら、足はどうですか?
【毎日認知症・転倒予防②】足でスリスリトントン
最初はできなくてイライラするけど、できてしまえば何のことはない。
新しい体の動かし方が脳にインストールされたということです。面白いですね。
ドラムも、マルチタスクトレーニング
もうおわかりでしょうか、ドラムもマルチタスクトレーニングです。
楽器でいえばピアノもギターもマルチタスクですが、全身を使うのがドラムのいいところ。
最初できないリズムパターンも、出来てしまえば当たり前に手足が動くようになります。
リズムや音楽を楽しみながら、脳や健康にもいいことをしているという、なんともお得な楽器ではありませんか!
じゃあドラムやってればボケないのかというと多分そんなことはなくて、記憶力は怪しいし忘れ物はするしでしっかり不安は抱えております…^^;
が、楽しみながら脳と体を使うことは、きっと人生の健康な時間を延ばしてくれる。
「楽しむ」ことが一番大切です。
楽しく脳を活性化
体育の時間、運動よりもゲームの方が楽しかったですよね。
趣味でやることですから、ドラムも遊び感覚でやった方が楽しいし脳も嬉しいはず。
でもせっかくドラムを叩くなら、ただの手足の運動ではなくて「リズム」を響かせたくなります。それには基本的なリズムのパターンを覚える必要があります。
遊び感覚を忘れずに、「できるリズム」をすこしずつ増やしていくのが、マルチタスクトレーニングとしてのドラムの練習です。
その瞬間、脳が汗をかいている
右手がこうで左手がこうで、右足はこう動かして左足は…
できないことをやろうとしている時に、体の動きをつかさどる脳の部分が一生懸命汗をかいています。
動きを伝える神経が太くなり、反応する筋肉が鍛えられます。
最初は思うようにできなくて全身に力が入っていても、出来てしまうと力が抜けて考えなくても体が動くようになるのが不思議。
歩くときに「最初は右足、次は左足、体の向きは手の動きは…」と考えている人はいません。それと同じですね。怪我をした人がリハビリで歩き方を訓練し直しているのに似ています。
ドラムの場合、ひとつの動き(リズムパターン)が出来るようになっても、ちょっとだけタイミングを変えたり、叩く場所を変えたり、音量を変えたりするだけでまた出来なくなったりと、バリエーションは無限大。
いくらでも脳に汗をかけますね。
出来ない人はいない、時間がかかるだけ
自転車を思い出してください。
すぐに乗れるようになる人もいれば、なかなか補助輪が外れなかった人もいると思いますが、時間をかければみんな乗れるようになります。
楽器の練習も同じで、今より下手になる人はいません。
やれば、絶対今よりうまくなる。
試合相手がいるわけではなく、競うのは「今の自分」。今のフィールドがしんどかったら別のフィールドに行けばいい。
自分なりに楽しんで続ければ、きっと成長できます。
「楽しい」と思えることが大事
自転車の例でいえば、ロードレースや曲乗りを極める必要はなく、ただ風を切って走るだけでも楽しいし、お買い物用に割り切っても便利。
人それぞれ、楽しいと思える楽しみ方、使い方でつきあっていけるのもドラムのいいところです。
「楽しい」が脳を活性化させます。義務感でやっていても脳は反応してくれません。
「楽しい!」と思えることが大事です。
ボケないために「好きなこと」をしよう!~ 脳は楽しいことで活性化する
「健康な脳を保つため」の話をします。脳トレやドリルなどに取り組んでも、脳にとって本当に重要なのは「楽しいかどうか」。イヤイヤやっていても脳は活性化しません。「好きなこと・楽しいこと」を「やってみる・もっておく」のが、脳を健康に保つことになるのです。
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「できた!」が脳の成長に、楽しい毎日に
毎日を楽しく充実感のあるものにするには、毎日少しづつでも前に進んでいる感覚(自己成長感)が欠かせません。
ドラムは「できた!」の宝庫。
地味な動きを練習して身につけることで、演奏力そのものが上がっていきます。
無駄なことは一つもない!そう信じれば、一見単調な練習も楽しくなります。
ドラムを習うと「できた!」がたくさん生まれるよ
「できた!」がある毎日を。小さな「できた!」がたくさんあるものを。の具体例として「ドラム」を全力でおススメします。「できた!」の宝庫、全身運動で老化防止にもなって、リズムに乗れば自然と笑顔に。単純でとっつきやすいのに奥が深い。是非一度ご体験を!
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脳の指令を体に伝える回路を作る
何歳になっても、できることは増やせます。
いろいろ衰えて出来ないことが増えていきますが、そことは別に新しく出来ることを増やしていけば、成長している自分を感じ続けることができます。
「すりすりとんとん」もいい運動ですが、どうせなら、その動きを楽器につなげてみませんか。
リズムで、音楽で、耳も体も楽しくなれる。
その動きを、音楽に ~ それがドラム。
楽しいですよ~♪(^.^)/
定年後の過ごし方 ~ 早めの準備と、比べない生き方を
定年退職は大きな生活の変化をもたらします。どう過ごしていいのかわからない方、定年前から不安な方もいらっしゃるようです。そこで、定年退職をむかえるまでにしておくべき準備と、定年退職後の過ごし方のヒント、心の在り方について、私の体験を交えてお話しします。
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