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A新聞のセールス氏に気持ちよく負けた話(後編)

 
握手する人形
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望月マサキ
【つながりライフデザイナー】望月マサキ
定年を前にして57才で早期退職しました。どちらかというと犬系、人懐っこいTypeの元気なオヤジです。個人プレーよりチームプレーが好き、どうせならいいチーム・いい仲間と楽しみたいと思うのです。「つながりライフデザイナー」として、絶賛プチ活動中!

【趣味・好きなこと】
テニス、ダイビング、スキー、B級グルメ、ラーメン、日本酒、温泉、路地裏が楽しい飲み屋街、ドライブ、ドラム、バンド活動、パソコン、AVガジェット、等… 人と遊べる楽しそうな事全般(笑)。今はドラムとテニスがもっと上手くなりたくて ・・Youtube見てます^^。どちらかというと体を動かすのが好きですが家にいるのも好き。高くて雰囲気がいい店より汚くても安くて美味しい店が好き。家族や仲間と楽しい時間を過ごしている時、幸せを感じます。
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後編です。

電話セールスのお姉さんの話で盛り上がってしまって、前編が長くなってしまいました(笑)

電話受けるも多少の縁、断るにしても嫌な気分で電話を切りたくない気持ちからの「お疲れ様です」対応、そして問題先送りの「じゃあどうぞ」

結果、その数週間後にA新聞セールス氏がやってきました。

今回はそこから話を進めます。

 

その前に。

前編を読んでくれた元コールセンター勤務の友人から嬉しい情報がありました。

コールセンターは、20代の若くてかわいいお姉さんが多いんだと!

…あ、そこじゃなくて (^^ゞ

コールセンターのテレホンアポンターの仕事の厳しさについてです。

テレアポ要員の1日のノルマは多くても50〜60件くらい、それ以上は心が折れそうになるので難しいそうです。電話かけてるのは大体20代のかわいいお姉さんですが、やっぱり長く続けるのは大変で、精神的に限界だといって辞めてから1年以上も心のケアに通う人もいたと。

ちょっとでも電話の向こうで優しい応対をしてくれると嬉しいそうです。

そうか、よかった… (*^^*)

私は昔、専門店営業でお店に電話をかけていたことがあって、今はタクシー会社で配車やクレームの電話をうけることがあります。かける前、電話が鳴ったときの緊張感、わかります。そしてたぶん大して売りたくないものをおススメしているんだろなー、断られるのを承知で何やってるんだろ感あるんだろなー、なんて、いらない想像をしてしまう私です💦

もちろん、プロフェッショナルを感じない相手にはそれなりの対応しか致しませんので悪しからずご了承ください(笑)

 

それはさておき、GW最終日に話を戻しましょう。

 

そして、彼がやってきた

セールスマン訪問

電話のことなどすっかり忘れていたGW後半、テレアポのお姉さんの成果として、ポストに朝刊が入り始めました。

これもホメオスタシスなのでしょうか、紙の新聞が届いても相変わらずパソコンで新聞を読む毎日。申し訳ないけど紙を広げることはありませんでした。やっぱ、いらんよね。

そんなGW最終日の夕方、彼がやってきました。

「朝日新聞です、ご主人いらっしゃいますでしょうか」

とでも言っていたんでしょうね、インターホンで応対していた奥さんが「今主人いませんので」と冷たく応対しているのを、「あー、出る出る」と押し切って玄関をあけました。

この時の私、紙の新聞をとる気はゼロ、必要もないし完璧に押し返せるという自信があったんですね。

自粛期間中のGWに戸別訪問で働いているセールスマン氏を無下に追い返すのもかわいそうだし、レポートに書けるぐらいの理由を持って帰ってもらおうと思って、応対に出ました。

 

ごめん、デジタルで十分

ノートPCとタブレット

玄関を開けるとマスクをしたセールス氏が、ソーシャルディスタンスを保って少し離れたところで、見事な90度の深いお辞儀をしておりました。

「この度は無料試読に応じていただき有難うございました!」

と言って渡される粗品、ビニール袋に入った手ぬぐい。

「いや、試読はしたけどもう配達はしなくていいよ」

だって、新聞は読みたいけど、古新聞が溜まるのは嫌だし、そんな理由で紙をやめてデジタルで読んでる私です、今さら紙はいらないよ。

「はい、まずはお礼です!」と彼が言うには、

「無料試読キャンペーンの電話は名古屋から全国にかけていたんですけど、応じてくれる方が本当に少ないんです。そんな中で応じて頂いて、本当に有難うございました!」

 

うん、それはよかった。

でも紙の新聞はいらないよ。

 

配達店はチラシが命

テーブルと新聞の束

マスクをしていて目しか見えないのですが、細身中背のたぶん40歳前後、スーツ姿で誠実な話しぶりのセールス氏です。90度の深いお辞儀をくずさずに平身低頭。

「もちろん新聞は紙面がメインですが、地域情報としてのチラシがとても便利なんです。

チラシ、ご覧になってますか?

「いや、紙をやめてから全く見てないな。不便も感じない」

「そうなんですか?・・・

実はチラシは販売店の大事な収入源でして、」

「ん~、… そちらの事情ね?」

 

そりゃわかるけど。

新聞はとらないよ。

 

彼の事情 vs オレの事情

目標に届かない

あいかわらず腰を90度に曲げてお辞儀姿勢を崩さないセールス氏。

次は泣き落とし。

「キャンペーンのお電話に応じてくれた数少ない方で、本当に感謝しております」

「今日私は新潟から来ておりましてこうして皆様のところを回っておりますが、玄関を開けてくれる方が本当に少なくて」

「高校生の娘がいるんですが、今日まだ一件も契約がとれてなくて」

 

と言われても、さっきも言ったようにデジタルで満足してますから私。

彼の仕事は購読契約をとることだから一生懸命なのはわかるけど、新聞全体の発行部数が落ちているのは明らかだし、情報を届ける部分で紙媒体の配達ってこれからどんどん需要が減っていくだろうし、この仕事をこれから先も続けていくのは難しいと思うよ。

余計な心配だけど。

 

彼のメリット vs オレのメリット

お得か損か

ちなみに今現在、デジタルコースで月3,800円払っています。

紙の購読を契約すると、
朝刊だけで、月3,826円。
朝夕刊セットで、月4,037円。
デジタルコース追加は、+月500円。

月に526円 もしくは737円の出費増、チラシにこれだけ払いますか?ということですね。

大した出費じゃないけど、いらないなあ~。

 

あたりは暗くなり始めています。

「今日は色々持ってきているんです」

「何を?」

「洗剤はお使いになりますよね?」

「あー、もちろん使うけどうちの奥さん銘柄指定だから」

「タオルいかがでしょう」

「タオルは余ってるし要らんなー」

「ビールはお飲みになりますか?」

「飲むよ?」

「アサヒのスーパードライがありますけどお嫌いですか?」

「嫌いではないよ?」

「とっていただけたら進呈いたします!最低3か月でいいんです

 

頭の中で計算が始まった。

 

とにかく正直なやつ

お辞儀90度

本当に難しい仕事だと思います。

みんな知っていてそれでも買っていないものを、買ってもらおうとしているんだから。

昔は、洗剤やティッシュやトイレットペーパーの他にも、Jリーグやプロ野球のチケットをもらえたりしましたが今は自粛で試合はないし、そんな景品を付ける経営体力もなさそうだし。

そんなことはわかってるんでしょうね、ひたすら頭を下げ続ける彼。

話しぶりにも好感が持てて、飲みに行ったら面白いかもなー、なんて思い始めてる。

 

「ちなみに今すぐじゃなくてもいいんです!例えば年末年始の3か月でも、計画に入れることができるんでありがたいんです」

「あー、…年末年始の大売り出しのチラシなら見たいかなぁ

「そうですか!では11月から3か月いかがでしょう!!」

「ん~、…朝刊だけでいいの?」

「はい!!!」

「缶ビールかぁ… 何本?」

「朝刊だけだと、…6本です」

「ん~、ちょっと奥さんにきいてくる」

「あ~~~!!!!行かないで~!!

奥さんに聞かれるとだめになっちゃうぅぅぅ・・・」

 

彼の悲痛な叫びを背中に、一旦家の中にもどる私。

安心しろ、決定権はオレにある。多分。

 

おめでとう、今日1件目の契約だね

ジャンプするサラリーマン

決定権はオレにあると見栄をはっても、玄関を入れば合意制だったことを思い出す。

「・・・というわけなんだけどどうでしょうか」

「ふぅ~ん、いくらなの?」

「***です」

「3か月?」

「3か月」

「まぁいいんじゃない?ビール?」

「6本」

「うん、まかせる」

実際はもう少しフランクなやり取りだったと思いますが、当時の私の気持ちをおりまぜて再現してみました。(^-^;

合意成立。

 

外では街灯が灯りだして、夜の気配。

玄関を開けると彼の顔が、

 ぱぁ~~~~っ☆ (゚∀゚) 

と、明るく輝く(笑)

 

「いいってよ」

「あ、ありがとうございます~~!!」

 

心が動いてしまったわけ

笑うお義父さん

というわけで、今回は折れてしまいましたね。

訪問販売って、迎える側からすると不意の訪問でそれだけで「迷惑」だし、インターホンでさようならってのが通常パターン。

売る側からすると、玄関が開いた時点で可能性は五分までもっていけるから何としても玄関を開けて欲しいけど、買う側からすると、開けちゃったら相手のペースにはまる可能性があるからインターホンで終了としたい。

ですが今回は購読紙のセールスで身内みたいに思えたし、その身内を説得するぐらいの気持ちで玄関を開けてしまいました。

あとは上に書いた通りで。

全く不要なわけではない
大した出費ではない
日本中が外出自粛の中の外回り
必死で働いている奴
話していてちょっと気に入った

で、このぐらいなら助けてやるか、という気になってしまいましたね。

腰を90度に折る見事なお辞儀に負けた?(笑)

 

残る心配事は、年末年始3か月の購読後に必ず継続のお願いが来るだろうこと。これはもうご勘弁ですね、うまく断らないと。

あと、来年また年末年始の購読お願いがあるかもしれないこと。これもずるずる行かないようにバシッと断らないと。次はインターホンかな…

 

相手への想像力で、お互いに気持ちよく

新聞と木漏れ日

訪問販売の方には申し訳ないですが、今は必要なものはamazonで買えちゃう時代、わざわざ飛び込みで来る怪しいものに手を出すことは、まずありません。

お年寄りを狙った詐欺まがいのものも多いご時世、訪問販売の方がきてもほぼ100%「ごめんなさい」ですが、電話セールスと同じく、相手への敬意と労いをもって必ず「お疲れ様です」をつけるようにしています。

相手にも事情がある。

知らんけど。

知らんけど、個々人の背景に想いを寄せることなくある一面でレッテルを貼って、敵視したり軽蔑したり罵声を浴びせる必要はないですよね。そこで負のエネルギーをまき散らして怒りの連鎖を生み出すのは、時間のムダだし全く世の中のためにならない。

いろいろな立場の人が一緒に生きているのだから、直接手を差し伸べられないとしても、せめて立場が違う人への想像力と思いやりを持ちたいですね。

訪問セールス=秒で拒否、と決めつけず、相手も同じ労働者として応対したいと思います。

訪問セールスだけではありません。

街で見かけるあいつも、こいつも…

怒りをまき散らすな、優しさをまき散らそう。

 

結局、勝ち負けじゃない

どんぐりと新聞

そんなわけで、彼がカバンからとりだした購読契約書にサイン、年末年始の朝刊3か月。

「ん? 200円足すと夕刊もくるのかー」

「は、そうです絶対お得です!」

「成績もあがるの?」

「…はいっ!!!」

「わかった、じゃ朝夕刊で」

「ありがとうございますっ!!」

というわけで、最後は彼のためのもう一声に。ま、いいか(笑)

 

で、約束のビールを車から、走ってもってきた。

「…あれ?これ24本入りじゃん?」

「はい、大きい方を持ってきました!」

「いいよいいよ、無理しないでよ」

「いやもう、はみ出た分は自腹で!!」

「え~~?マジ?…ありがとう~」

結局、缶ビール24本入り一箱を置いて去っていきました。

 

ん?アサヒスーパードライ24本で5000円ぐらいするんじゃ?

トータル得した?(笑)

 

まあいいや、今回のやり取り、勝ち負けとか損得じゃなくて、お互いにいい気分で終われたってことですね。実際、玄関を閉めた後で嫌な気分にはならなかったし。

あの後契約とれたのかな、話聞きたいな。

またおいでよ。

新聞はとらないけど(笑)

 

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