スマホの家計簿アプリを使うようになりました。
今までは「そんなめんどくさいこと出来るかい!」ってな感じで使う気は無かったのですが、テレビで偶然見たのが使いやすそうだったので、その場でダウンロード。
試しに使い始めてみたら、入力は簡単だしジャンルごとの出費がわかりやすくて、使いすぎが一目でわかる!
出費を抑えるべき定年後の我々にピッタリなアプリではないかと思いました。
ここでは私が使っているアプリ「LINE 家計簿」を例にとってご紹介しますが、ご自身で使いやすいものを探してみるのも良いと思います。
予算感覚と出費感覚を身につけて、老後資金を無駄に減らさないようにしましょう。
残念なお知らせ 2021.10.4
便利に使わせていただいていた「LINE家計簿」ですが、突然このようなお知らせが・・・
【サービス終了のお知らせ】
いつも「LINE家計簿」をご利用いただき、誠にありがとうございます。
この度、「LINE家計簿」は、誠に勝手ながら2021年11月8日 をもちまして、サービスを終了させていただくこととなりました。
これまでご利用いただいておりましたお客様へ心より感謝申し上げますと共に、この度のご案内となりましたことを深くお詫び申し上げます。
詳細はこちら : https://lin.ee/9MDUFBa/kmtr
無料サービスだから仕方ないです… 大手のサービスだから無くなることはないだろうなんて、安心していてはいけませんね。必要なサービスにはお金を払う心構えが必要だと改めて思いました。
以下本文では「LINE家計簿」を例に家計簿アプリのお手軽さ便利さをご紹介しますが、他にも家計簿アプリは色々ありますので最新情報をゲットして、是非ご自身にあったものを見つけて、出金を見直していきましょう。
(例)
Zaim
マネーフォワードME
Moneytree(マネーツリー)
家計簿Dr.Wallet
らくな家計簿
2秒家計簿おカネレコ
給料がなくても出費はつづく
退職後はお給料がなくなりますから、出費も減らさないといけない。
でも、大きな出費は控えても、なんだかんだとお金は出て行きます。
退職してしばらくはサラリーマン時代と同じく、奥さんからお小遣いをもらってその中でやりくりしていたんですが、そのうち「めんどくさい」と言われて自分でおろしてくるようになりました。
で、特に家計簿をつけるわけでもなく、「今月は銀行でいくらおろしたか」で「月にいくらぐらい使ったか」を見ていました。いや、見たり見なかったり。
通帳を預けられたので好きなだけ使えるかというとさにあらず、そうなると小心者の私は通帳からお金が減っていくのが怖くて(笑)
かつてのお小遣いの額以上はおろせない体になってたワタシ。
コップのノミか、はたまたサーカスの象か。(^^ゞ
だって何もしなくても光熱費や保険料は毎月通帳から出ていくし、お給料がないから入金はないし、いろいろ不安です。
さすがにまだ退職金は残ってるんですけどね、未来の自分の首を絞めるのはできるだけ避けたいですよね。
ついでに言うと定期がないので、電車に乗るたびに千円札がスイスイ減っていきます。これ結構じわじわ効く。
キャッシュレスは落とし穴
お財布にある現金で管理しきれないのが、カードなどのキャッシュレスでの買い物です。
退職後は家にいることが多くて、amazonでの買い物も増えました。なんたって皆さんが働いている昼間のタイムセールに参加できるし、商品を探す時間はたっぷりあるし!
手もとの現金が減らないので、気がつくとそこそこのお金を使っていた…ということがあります。やばいですねー。
加えて今年のキャッシュレス決済ブーム。
現金だけで出費を管理するのは難しい。
ところで気がつくと、最近は amazon チェックをあまりしなくなりました。あれ買おうこれ買おうが落ち着いたのと、他にやることが増えたからかな。
今日よう、今日いく、大事ですね(笑)
出費を可視化する、家計簿アプリ
以前から家計簿アプリに興味はあったのですが、いまひとつ使う気にはなりませんでした。
なんか、めんどくさい。
使い方がわからん。
そこまでしなくても。
記録してどうするの。
ある日、テレビで紹介されていたのが「LINE家計簿」。無料です。
(アプリサイトより)
テレビですごく使いやすいって言ってるし、LINEはいつも使っているし、スマホはLINEモバイルだし、じゃあちょっと試してみるかとその場でダウンロード。
結果、いいですねこれ!
何となくいじってればすぐに使えます。
あらかじめ登録してあるカテゴリー(分類)で大体の入力はできるし、サブカテゴリーを作ったり、メモや写真をつけられます。
ポチポチっと入力しておいてあとで見ると、
「うわっ今月飲み過ぎ!」
「なんか電車賃えらく使ってるなー出歩きすぎと違うか?」
「おいおい外食全部ラーメンじゃん」
などと一人ツッコミができます(笑)
今月何にいくら使ったか、少しは反省するようになりました。(^^ゞ
レシート撮影入力が超かしこい!
感心したのが「レシート入力」。
撮影→認識→アプリ取り込みは、以前から使っている名刺整理アプリで便利を感じておりますが、レシート入力というのをやってみてあらためて感心しましたね。
もう当たり前なんでしょうが、おじさん驚いた(笑)
レシートをパシャリとやるだけで、買ったお店とモノが正しく美しく入力されているではありませんか。
たとえばある日の夕食に、鉄火丼と太巻きとビール(第3のやつ)を買いました。割引時間帯のスーパーで、典型的オヤジ一人飯のお買い物ですが何か。
アプリでレシートを撮影してみます。
レシートをカメラでとり込んだ結果がこちら。
なんということでしょう!
そのまんまじゃん!
レシートより見やすいじゃん!
まぁ当たり前といえば当たり前なんでしょうが、自分ではここまで細かく入力しませんね。せいぜい「夕食代 1018円」とか。何なら「夕食代 1000円」かも。
いやービックリしました。
それ以来、レシートはすぐに捨てないようになりました。
フォーマットが特殊なレシートはうまく読み込んでくれませんが、そんなときはポチポチと手入力で。それほど手間ではありません。
何にいくら使ったか、数字とグラフで一目瞭然
入力したお金の出し入れは、
- 「カレンダー」で日毎の収入と支出
- 「入出金」で日毎の詳細
- 「カテゴリー」で分類ごとの今月の支出と収入
- 「レポート」で前月との比較
に整理されます。
カテゴリー画面(アプリサイトより)
家計簿アプリを使い始めて、今までざっくり感覚で捉えていた出費傾向が、数字とグラフで可視化されるようになりました。
まだ使い始めて2か月なので月による差が大きいのですが、
「うわー来月きつそうだなー、今月は抑えておこう」とか、「今月ちょっと使いすぎたかな、あれ買うのはもうちょっとあとにしよう」とか、
計画的にお金を使おうという「気分」になりました。
「いつのまにかお金が減っている」のではなく、
「自分がどうやってお金を減らしているのか」に気がつくことが大事。
出費傾向をつかんで、静かに反省
たとえば。
恥ずかしながら私の先月はこんな感じでした。
こんな風に、なににいくら使ったの?というのがわかります。
カテゴリーの数字部分を指でタップすると、いつどこでいくら使ったのかが表示されます。合計金額はグラフの上の方に表示されているのですが、ここでは隠していますスミマセン。
この月は実家への車移動が2回あって、自動車の「ガソリン代」がカテゴリートップですね。
次は「交際費」で、弟が新事務所をオープンしたので花輪を贈ったのと、新年会が1回。
第3位の「食費」は、ほとんどラーメンでした。ちょっと食べ過ぎたかな(笑)
1月は、ガソリン代を必要経費として抜くと、かなり抑えめに過ごした感じです。
変わって2月は大変なことになりました。
「交際費」が、先月の3倍! ('0')
この月はイベントが3つあって、それに伴う飲み会も重なって、なかなかの出費になってしまいました。
「趣味」の出費も、イベント参加やその準備で結構な額。映画も見たしな。イベントなどで出かける機会が増えると「交通費」つまり電車賃も増えますね。
私の場合、「趣味」のイベントがあると「交際費」の飲み会も付帯して増える、ライブだとスタジオ代も交通費もかかる、ということになりますので、イベントがあるとわかったらその前後の出費をできるだけ抑えないとなぁ、と思いました。
今回の例では2月がかなり予算オーバーですが、1月とあわせるとまだマシ、3月も節約がんばろう、という感じです。
削るとしたら、…不要不急のラーメンと日本酒?
なかなかにつらい(笑)
予算を作りましょう
LINE家計簿では、カテゴリー別に予算を設定することができます。
予算画面(アプリサイトより)
予算を設定しておけば、カテゴリーごとにあといくら使えるかがわかるので無駄遣いが防げる… かもしれません。
イベントに左右されることが多い私の場合、月にいくらでカテゴリー予算を設定してもその通りには行かないことが多いです。
年間予算も設定出来たらいいのになあ。やるかどうかは別として…
でも、月全体の予算に対してプラスかマイナスかを常に意識できるので、仮でもいいので設定することに意義はあると思います。修正していくうちに精度が上がっていくのではないかと。
さらに便利な機能も
以上、お小遣い管理に役立つ基本的な機能をご紹介しましたが、他にも
- 収入と支出から、貯金可能な金額を計算
- 金融機関や電子マネーと自動連携して、情報を取得
- LINEからも入力可能
などの便利機能があります。
私は今のところこれで資産管理までするつもりはないので、自動連携はさせていませんが、電子マネーでの日常出費が多くなったら自動連携も使ってみようかなと思っています。
そしてライフプランへ
月に〇万円でやっていこうと考えていても、数字を把握していないと実際どうなのかはわかりません。<私ですσ(^.^;
大体こんなもんだろうと思っていても、実は思いがけず使ってしまっていることがあります。<私だよ(^^ゞ
何を抑えればいいかは、今どのくらいを何に使っているかを把握することからがスタートです。
今のままの出費を続けていけるか、保有資産で何歳まで逃げ切れるかを「試算」してみることをおすすめします。
その上で、保険の見直しなども含めて出費を抑えるのか、新しく収入を作るか、資産を運用するか、ライフプランを検討してみたら如何でしょうか。
私は、就職あっせん先で知り合ったファイナンシャルプランナーの無料相談を受けて、この先の資産の減り方をざっくり計算してもらいました。
おかげさまで、なんとな~く何とかなるんじゃ的に考えていたのがぐぐっと現実に引き戻されて。
ひと月ぐらいどこか旅行に行こうかなー、クルーズ船でのんびりなんてのもいいかもなー、などという身の丈を超えたプチ贅沢願望は、一瞬で消え去りましたよ(笑)
それもあって、おこづかいも自主規制。(^^;
とは言ってもお付き合いは大事にしたいので、イベントが多い月はそれ以外を抑えめにするとか、次の月とならして調整するとか、工夫して行かないとですね。
出費を数字で管理調整するためにも、家計簿アプリは有効だと思いました。
使い方は簡単ですので、まずはひと月やってみて、ご自身の出費を振り返ってみることをおススメします。
反省も多いですが、結構面白いですよ!