定年後不安のひとつとして、やはりお金の問題は外せません。
定年後どうするのパターンとして
①雇用延長で会社に残る、②退職して再就職、③退職して起業、という選択肢があるよね、ということを書きましたが、
その他に
④不労所得、⑤悠々自適、というのもありますね。
④も⑤も相当余裕がある人のお話だと思っていたので私の選択肢にはなかったのですが、まだ住宅ローンは残っているし、かといって幾ばくかの退職金を どどぉ~ん とローン返済に回す勇気はないし・・・
⑤の悠々自適はさておいて、少しでもお金に働いてもらうために④の知識は必要なんじゃないだろうか・・・
やはりお金のことも少しは勉強しないと!
と思い、無料のセミナーに参加してきました。
セミナー「お金の教養講座Plus」に行ってきた
というわけで、たまたまネットで知った無料講座「お金の教養講座Plus」を受講してきました。
主催は、「お金の教養」を身につけるための総合マネースクール「ファイナンシャルアカデミー」です。
会場は横浜のみなとみらい地区にあるランドマークタワー。
夜の6時半から10時前までという長丁場ですが、会場はほぼ満席で約30人の出席者、意外なことにほぼ女性で若い女性もちらほら。男性はたった3人。
お金の運用を学びたい人がこんなにいるんだ、という新鮮な驚きがありました。
ていうか、みんなそんなに金持ってんのか?
あとで感じたことですが決してお金を沢山持っている人向けの知識ではなく、これから貯めたい人、運用をしたい人向けの教養でもあり、実際来ていた人たちもそんなにお金持ちという感じはしませんでした。
見た目で判断しちゃいけませんけど。(^^ゞ
この「お金の教養」自体は無料ですがその先には当然、スクール申し込みへの勧誘があります。
お決まりの「本日限定の参加者特典」の大幅割引があり、セミナーの最後に記入するアンケート用紙に申込希望欄がありました。
スクールのカリキュラムは非常にしっかり組まれている印象で、「株式投資」「外貨投資・FX」「不動産投資」の各コース毎に15コマの授業があり、1コマ90分を4か月~1年かけて勉強するというもの。結構な勉強量ですね。
気になるお値段ですが、各コースおよそ38万円~69万円(定価)!
これを高いと感じるか安いと感じるかは、あなた次第!(笑)
結果、私は申し込みはせずにそそくさと会場を後にしましたが、セミナー自体は投資に関する基本の基本を知ることができてとても参考になり、行ってよかったと思いました。
受講してわかったこと
結論からお話しします。
「お金の教養」は、お金持ちだけに価値がある知識ではなく、普通の人でも実践できる知識で資産がなくても始めることはできる、ということはわかりました。
ただし、投資のための原資は必要で、そのためには家計を管理する能力が必要です(そのためにまず5万円を作るところからはじめよう、というお話から始まります)。
加えて、一日中とは言わないまでも日々の生活の中で、常にお金のことを頭の隅においておくことが必要です。
残念ながら私は、株式市場とか為替の相場とか不動産情報に常にアンテナを張っていられないしワクワクすることもなさそうなので、スクールには申し込みませんでした。
今回セミナーを受けた最大のメリットは、
自分は資産運用には向いていない
ということがわかった、ということでしょうか。(^^;
小市民だなぁ~~ (*‘∀‘)
しかしながら、そこに楽しさを感じられる人なら勉強してみるのもいいのではないでしょうか。
ただ、お金を貯めて何をするのか何に使うのか、そこは別途必要かと思います。
旅先で相場が気になってのんびりできないとか、本末転倒ですよね。実際そういう人もいるらしいですが、そういう人と一緒に旅行に行っても落ち着いて楽しめないな、たぶん。
「お金の教養講座Plus」内容サマリー
ここまで読んでいただいてご興味を持たれた方のために、セミナーでの内容をざっくり、項目と要点だけお伝えします。初心者メモなので、詳しく知りたい方はセミナー(無料)を受講されることをお勧めします。
Financial Academyについて
絶対的な中立性、成果にこだわる
お金の教養を身につけて、お金の仕組みを作ることが必要
基礎編
教養その一 お金が貯まるお財布作り
お金を稼ぐ能力よりも、お金を持ち続ける能力が大切
今の状態で、まず五万円作ることを考える
ダイエットと貯金の共通点・・・無理をすると続かない リバウンドする
お財布にも筋トレ 仕組みづくりを
収入の2割を貯金し、2割を自己投資しよう
2割を自己投資で使い切る …将来増えるものに、未来の自分のために
どちらも別枠におく 先に取り分ける、残りは生活費に
教養その二 使い方を確認
損益決算書PLを作ろう 収入と支出の比較
支出を10個に仕分けして、月に一度集計
お金のメタボの原因を探る
固定費三割、変動費三割に抑えたい
教養その三 資産の確認
貸借対照表BSを作ろう
目に見えない資産状況をチェックしよう
財産の評価額、借金の残額を三ヶ月に一度集計しよう
資産と負債の比較を
教養その四 お財布にも働いてもらおう
お金にも旅をさせる
お金の勉強、資産の分散、運用期間と金額の決定
金額の決定…いくらになったら売るか決めておくこと
お金は5つの島へ旅立たせよう(株、為替、不動産、債権、商品)
どこか1つを集中的に勉強すると良い
増やしやすく管理がしやすいのは、株、為替、不動産
教養その五 株の島
資産を増やすなら、株の島
日常生活の目線を資産形成につなげる
上昇する株の特徴は、他
教養その六 FXの島
海外に絡めて資産を増やすなら、FXの島
通貨の両替を、資産形成につなげる
教養その七 不動産の島
住まいに絡めて資産を増やすなら、不動産
住まいを資産形成につなげる
家賃収入、住宅費削減、資金、他
資産運用編
投資のルール
資産運用セミナー 数々あるが五年以上続いているものはない
偶然に頼らずに継続して成功するには「ルール」が必要
投資のルールとは? 理解は難しいがコツはある
(それを教えるのがファイナンシャルアカデミー)
お金の勉強をすれば、お金に困らない仕組みが作れる
本日の講座は、労働型収入に頼らず、自動型収入を作る道すじまで
外貨投資、FX
ポイント 値上がりする通貨を選ぶ、金利が高い通貨を選ぶ
FXならではの特徴 レバレッジ 1-25倍可
入れたお金の1-25倍を、掛けることができる
値上がりする通貨を選ぶ2つの分析、テクニカル分析とファンダメンタルズ分析
世界の動きでバランスが変わるのがFX
株式投資
株価が上がる会社を選ぶ
大型株より小型株を シンプルでわかりやすい(調べることが少ない)、割安な掘り出し物が多い(プロが買わないものを)、短期間で資産を増やしやすい
会社選び 3つの基本ルール
1. 業績が良い…営業利益が右肩上がりか
2. 割安である…PERを見る 平均15倍 10倍以下だったら割安
3. チャートの形がよい…右肩上がりか 底を拾うのは極めて難しい 流れに乗る
会社四季報で宝探しを!
業績がいいと、オークションが起こって株価があがる
買う基準、売る基準、暴落への備えを。ないと失敗する。80%が失敗
不動産投資
ポイント
1. 条件の良い物件を選ぶ…家賃、利回り
2. 融資を活用する…低金利はチャンス
3. 維持管理…管理会社に任せる
物件は、利回り=年間家賃収入÷購入価格 10-12%のものを探そう 10年でペイできる
家賃−返済=キャッシュフロー …自動型収入
キャッシュフローで貯めたお金で自己資金回収したら、次のステップ3つ
新たに購入、維持する、売却する
重要な3つのタイミング
①相場におけるタイミング…知識があれば大丈夫
②人生におけるタイミング…自転車や英会話と同じ、一度身につければ。早く始めた方が得
③ズバリ始めるタイミング…焦りは禁物。増やすのは大変、最初に損をしないこと
以上、盛りだくさんの内容でした。
初心者向きですが、まっとうな内容だと感じました。
上記、あえて細かい所は割愛してあります。
もっと知りたい方はセミナー(無料)の受講をご検討ください。
お金の知識を学んで、お金を活かそう
今回、Financial Academy「お金の教養講座Plus」を受講してみて、資産の運用にはどういう勉強が必要なのか、の全体像をつかむことができました。
しかし自分はそちらに頭と時間を使いたくないので、正直無理ですねー。
授業料も高いし。
でも、知識はないけど興味がある方はまず無料セミナーに行ってみることをお勧めします。
しつこい勧誘とかはありませんし、完全中立なので特定の金融商品を売りつけられることも無く、短時間で投資ってどんなものかを知るにはいい機会だと思います。
休憩時間、講師の方に「自身での運用がしんどい場合はどういう手段がありますか?」と聞いたところ、「投資信託やファンドラップになりますね」、と教えてもらえました。
銀行に預けっぱなしで金利がほとんどつかない状態からは一歩踏み出したいので、次はそういう商品の検討をしてみようと思います。
・・・って言ってますが気合が入らない私
・・・金持ちにはなれそうにないな~ (*´з`)
#こんな講座もあるんですね。体験行ってみようかな…